ピノ動物クリニック|大垣の動物病院|診療のご案内

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病気の話

大切なワンちゃん・ネコちゃんの病気は、なんといっても 「しっかりとした予防」 と 「早期発見」 が大切です。
言葉で伝えられないワンちゃん・ネコちゃんの代わりに病気を見つけてあげること、病気についてある程度の知識を持つことも飼い主さまの大切な役目です。
このページでは、代表的な病気とその予防法にをいくつかご紹介しています。

お読みいただき、「あれっ病気かな?」 と思ったら専門の医師にご相談ください。
自分だけで判断したり、治療したりすることは大変危険です。必ず専門医の診察を受けるようにしましょう。


腎臓病検査(SDMA)

犬・猫における腎臓病の早期発見に役立つ新しい腎機能検査であるSDMAの院内検査を始めました。
SDMAは犬猫専用に研究・開発された腎臓のバイオマーカーです。
従来のクレアチニン測定による検査の場合、腎機能の約75%が失われてから数値が高くなるとされています。
SDMAは腎機能の約40%が失われた段階で数値が高くなるとされる検査です。
腎臓病は一生のうちに、犬は10頭に1頭、猫は3頭に1頭がなると言われています。これほど一般的な病気ですが、早期に発見するのが難しい病気でもあります。
当院では院内検査にてSDMA測定することが可能となり、即日での結果判定をご提供できます。

腎臓病の場合、通常下記の様な症状が認められます。

  • 最近沢山水を飲むようになってきた。
  • 尿の量が多く色が薄い。
  • 食欲が落ちてきた。
  • 痩せてきている。
  • フードにすぐ飽きてしまう。
  • 嘔吐が多い。

この様な症状が認められる場合は早めに検査をした方がよいですが、SDMAはこうした症状が認められる前であっても腎臓病を早期発見できる可能性がありますので、健康診断の項目としても取り入れています。

SDMAについての、さらに詳しい情報は下記のサイトをご覧下さい。

https://www.idexxjp.com/cmp/sdma/index.html(CareMyPet 動物病院の検査情報サイトIDEXX)


避妊手術・去勢手術

避妊去勢手術のメリット

性ホルモンが関連する様々な病気を予防することができます。代表的な病気は、♂では会陰ヘルニア・前立腺肥大・睾丸腫瘍などで、♀では子宮蓄膿症・乳腺腫瘍などです。
また、性ホルモンが影響する行動学的問題をある程度改善することができます。♂では興奮・マーキング・ストレス・陰茎の露出による擦過傷などで、♀では発情周期における食欲低下・ストレスなどです。猫では発情期における特徴的な鳴き声も軽減されます。

避妊去勢手術のデメリット

食欲抑制作用のある性ホルモンの分泌がなくなるため、太りやすくなります。このことを見越した避妊去勢手術後専用のフードがあります。

避妊去勢手術の流れ

① お電話または診察にて手術の予約をお願いいたします。

② 手術当日は絶食にて午前中の診察でご来院ください。

③ お預かりして、血液検査にて異常が無ければ全身麻酔にて手術を開始します。(猫では血液検査はオプションとなります)

④ 術後は輸液や疼痛管理を行い、通常は1泊入院となります。(状況によっては日帰りも可能です)

④ 退院後は激しい運動やシャンプーは避けていただき、約1週間で抜糸にご来院いただきます。(雄猫は抜糸の必要がありません)

手術をより安全に実施するために

当院では、最新の手術装置を使用して手術を実施しています。
超音波を使用し血管を凝固切開する手術装置です。従来の方法では血管は縫合糸にて結紮することで切断します。この装置を使うと、縫合糸を使用せずに、短時間で血管の凝固と切断を同時に可能となります。手術時間の短縮と縫合糸の使用箇所を減らすことができます。縫合糸に対しては、術後縫合糸反応性肉腫を合併することがあると報告があります。こうしたことから、SonoSurgを使った手術はより安全な手術を提供できます。
(猫の避妊手術ではオプションとなります)

「Olympus 超音波手術システム SonoSurg」

子宮蓄膿症

避妊手術をしていない中高齢の♀犬で発症しやすい病気です。女性ホルモンの影響により子宮内に感染を起こしやすい状態となり、子宮内に膿がたまる病気です。細菌の出す毒素によって体調不良を起こし、食欲不振・元気低下・多飲多尿・腹部膨満・陰部からの排膿などの症状が現れます。さらに気付かずに進行すると、菌が全身にまわって敗血症から多臓器不全になったり、子宮破裂により重度の腹膜炎となったりします。発見が遅れると命に関わる病気です。避妊手術をしていない♀犬で上記のような症状が認められたら、早めに受診しましょう。通常、血液検査・超音波検査・レントゲン検査などにより診断が可能です。


膀胱炎 尿石症

トイレに何度も入る、尿の出が悪い、血尿がでるなどの症状が認められた場合は、膀胱炎や尿石症の可能性があります。

尿道から細菌が膀胱内まで侵入して起こす細菌性膀胱炎が多いです。尿道の短い♀の方が♂より感染を起こしやすいです。下痢により腸内細菌が侵入して感染を起こすことも多くあります。また血尿が治りにくかったり、長期に続く場合は膀胱結石が存在していることもあります。

細菌性膀胱炎のほかに、特発性膀胱炎を起こしやすいです。特発性膀胱炎は原因不明の膀胱炎ですが、ストレスや肥満、食生活が関連していると言われています。犬よりも病態が複雑になりがちで、ストルバイトと呼ばれる尿石症を併発する下部尿路疾患になっていることも多いです。


フィラリア症

フィラリア症とは-

蚊が発生する 4~6月頃から、いなくなる少し後の11~12月まで、毎月予防薬を飲ませてあげることで予防できます。また、予防には血液検査も効果的です。血液を少し採取してその日に簡単に結果もわかります。感染していないことを確認してから予防薬を飲ませていきましょう。

予防するには-

蚊が発生する 4~6月頃から、いなくなる少し後の11~12月まで、毎月予防薬を飲ませてあげることで予防できます。また、予防には血液検査も効果的です。血液を少し採取してその日に簡単に結果もわかります。感染していないことを確認してから予防薬を飲ませていきましょう。

こんな症状には注意してください!

いつも大好きな散歩を嫌がったり、しつこい咳・嘔吐・呼吸困難、元気がない・食欲減少・痩せてきた・・・などの症状に気づいたら、必ず専門のクリニックへご相談ください。


「ノミ」のお話と対策

ノミ対策いろいろ

ノミはかゆみやその唾液によるアレルギー性の皮膚炎を引き起こします。また直接的な被害以外にも、瓜実条虫症や伝染性貧血などの他の病気も引き起こす場合もあります。これらの病気の予防のためにも、ノミ対策は早めに始めるようにしましょう。

ノミを増やさない様にするお薬

ワンちゃん用は月に一度飲ませる錠剤タイプ、ネコちゃん用は液状タイプと効果が半年間持続する注射があります。ノミ特有成分にしか作用しないので、大切なワンちゃん・ネコちゃんの身体にも安全です。

体についたノミを退治するお薬

ノミを素早く退治してくれるお薬があります。ノミが気になったらいつでも投与することが可能です。服用後30分程度で効果がみられ、6時間以内にはノミをほぼすべて退治してしまいます。

体につくノミを予防・退治するお薬

1~2ヶ月程度の間隔で首の後ろに垂らしてあげることで、寄生しようとするノミを予防・退治します。簡単で確実な対策のひとつです。

症状に合わせた対策をしてあげることで、大切な家族を守れます。 いつでもお気軽にご相談ください。

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